タカタ製エアバッグのリコール、日産/ホンダ/マツダにも拡大…全世界で約300万台に
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トヨタのリコールは、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。
今回、このリコールが、トヨタ以外の日産、ホンダ、マツダにも拡大。その理由は、多くの自動車メーカーが、タカタ製の同じ助手席エアバッグを採用しているため。
3社の米国法人は6月23日、相次いでタカタ製の助手席エアバッグ装着車のリコールを発表。日産は2001-2003年モデルの一部車種、ホンダは2007年モデル以前の『アコード』や2005年モデル以前の『シビック』など、マツダは2007年モデル以前の『アテンザ』や2008年モデル以前の『RX-8』などについて、リコールを公表。全世界では、3社合わせて、およそ300万台がリコールに該当する。
《森脇稔》