タカタ製エアバッグのリコール、日産/ホンダ/マツダにも拡大…全世界で約300万台に

自動車 テクノロジー 安全
ホンダ・シビック(先々代モデル)
ホンダ・シビック(先々代モデル) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が6月中旬、日本を含む全世界で行うと発表した助手席エアバッグの不具合による約227万台のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、他の自動車メーカーにも波及している。

トヨタのリコールは、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

今回、このリコールが、トヨタ以外の日産、ホンダ、マツダにも拡大。その理由は、多くの自動車メーカーが、タカタ製の同じ助手席エアバッグを採用しているため。

3社の米国法人は6月23日、相次いでタカタ製の助手席エアバッグ装着車のリコールを発表。日産は2001-2003年モデルの一部車種、ホンダは2007年モデル以前の『アコード』や2005年モデル以前の『シビック』など、マツダは2007年モデル以前の『アテンザ』や2008年モデル以前の『RX-8』などについて、リコールを公表。全世界では、3社合わせて、およそ300万台がリコールに該当する。

《森脇稔》

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