帝人グループと綾羽、タイヤコード工場をタイに新設…年産約1.6万トン

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帝人と帝人フロンティアは6月24日、綾羽とタイに合弁会社を設立し、タイヤコード工場を新設すると発表した。

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帝人グループは、タイヤコードや自動車用ホースコードなどの自動車用ゴム資材について、中国・ASEANでの現地調達化が進み、アジアを中心に高い成長が見込まれると判断。今回、ポリエステル繊維の生産拠点であるテイジン(タイランド)社敷地内に、タイヤコードの生産に実績のある綾羽と合弁で新会社「テイジン・FRA・タイヤコード(タイランド)(略称TFA)」を設立し、撚糸、製織、接着加工の各工程を有するタイヤコード生産工場を新設する。

TFAは、帝人と綾羽の高次加工技術、および帝人フロンティアのコンバーティング機能を組み合わせ、一般タイヤ用のポリエステルやナイロンのタイヤコードに加え、加工技術力が要求されるレーヨン、アラミド、PEN(ポリエチレンナフタレート)のタイヤコードを展開し、燃費向上などの観点からも今後拡大が見込まれる高機能タイヤ向け部材にも対応していく。

新会社の資本金は3億8000万バーツ(約12億円)、出資比率は帝人フロンティア56.66%、帝人10%、綾羽33.34%、総投資額は11億3000万バーツ(約35.5億円)。2015年10月に稼働を開始し、年間生産能力は約1万6000トンとなる見込み。

また、帝人グループは、産業用ベルトコードの生産拠点であるテイジン・コード(タイランド)社において、2013年に立ち上げた自動車用ホースコードの生産が好調に推移していることから、生産設備を増強し、自動車用ホースコードの事業拡大を図ることも合わせて発表した。

《纐纈敏也@DAYS》

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