【トヨタ FCVセダン 発表】佐藤常務「関心ある方に検討いただける価格」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ自動車の佐藤康彦常務役員
トヨタ自動車の佐藤康彦常務役員 全 4 枚 拡大写真
トヨタ自動車の国内販売部門を担当する佐藤康彦常務役員は6月25日に都内で開いた燃料電池車(FCV)に関する記者会見で、「700万円程度」としている車両価格について「関心あるお客様に十分検討していただける価格」と指摘した。

トヨタは従来、市販するセダンタイプのFCVについて「1000万円を切る価格での販売にメドがついた」と言及してきたが、2014年度内に日本で発売する時点の価格は消費税抜きで700万円程度とすることになった。佐藤常務は、顧客の注目を集める水準との見方を示し、当面は「環境に高い意識をもつ一般の方や法人、さらに官公庁向けに販売店とともに(販売促進に)取り組みたい。販売店のお客様への支援体制もきちんと整備していく」と語った。

“水素社会”実現を国家戦略と位置付ける政府は、FCVに相当な補助金を付ける方針で検討を進めており、200万円は下らないとの見方が有力だ。佐藤常務は普及の前提となる水素ステーションの整備について、「国やエネルギー業界と一緒になって取り組みたい。トヨタとしてできることも検討していく」と、水素供給網の拡充にも積極的に取り組む方針を表明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 水素、バッテリー、サーキュラーエコノミー、最新のエネルギー技術が一堂に~第24回 スマートエネルギーWEEK【秋】~ 9月17日開幕PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る