日産 ジューク 改良新型、英国工場で生産開始

自動車 ビジネス 企業動向
日産の英国サンダーランド工場で生産が開始された改良新型ジューク
日産の英国サンダーランド工場で生産が開始された改良新型ジューク 全 4 枚 拡大写真

日産自動車は6月26日、英国サンダーランド工場において、改良新型『ジューク』の生産を開始した。

改良新型ジュークは2014年3月、ジュネーブモーターショー14で初公開。ジュークは2010年に発表。Bセグメントに属する小型クロスオーバー車は、個性的なスタイリング、力強いドライビング性能、洗練されたインテリアなどが支持され、発売からわずか40か月で、全世界で42万台を販売するヒット作となった。

ジュネーブモーターショー14でワールドプレミアされたのは、デビュー4年を経て、初の大幅改良が施されたジューク。外観は、フロントマスクを中心に変更。ボンネット左右のウインカー&スモールライトは、新デザインとなり、LEDデイタイムランニングライトを組み込む。ヘッドライトはキセノン化。リアは、LEDテールランプやバンパーが新しい。ドアミラーには、ウインカーを装備。

機能面では、荷室スペースを拡大。レイアウトの見直しにより、2WDモデルで従来比40%も拡大し、354リットル(VDA計測法)を確保した。室内には、パーソナリゼーションパックを用意し、カスタマイズの幅を広げる。

メカニズム面では、ルノーが開発した「DIG-T」と呼ばれる直噴1.2リットル直列4気筒ガソリンターボを、従来の1.6リットル直列4気筒ガソリン自然吸気に代えて、新設定。最大出力115ps、最大トルク19.4kgmを発生する。アイドリングストップの効果もあり、欧州複合モード燃費は18.2km/リットル、CO2排出量は126g/kmと環境性能は良好。

6月26日、日産は英国サンダーランド工場において、改良新型ジュークの生産を開始。英国製のジュークは、主に欧州市場で販売される。日産は改良新型ジュークの生産準備として、サンダーランド工場に2000万ポンド(約35億円)を投資。日産英国製造のケビン・フィッツパトリック副社長は、「改良新型ジュークの発売は、クロスオーバー車市場での日産の地位を強固にする。新型『キャシュカイ』とともに、クロスオーバー車は、いまやサンダーランド工場のDNA」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る