日産ゴーン社長「インフィニティ強化へコンパクト必要」…ダイムラーとの共同開発・生産

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長
日産自動車のカルロス・ゴーン社長 全 2 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は6月27日に発表した独ダイムラーとのプレミアムコンパクトの共同開発・生産計画について、「コンパクトはインフィニティの商品拡大に必要なモデル」と強調した。

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両社の共同会見でゴーン社長は、「インフィニティはプレミアム市場で10%のシェア獲得を目指している」と指摘し、コンパクトモデルなど商品ラインアップの早期拡充が必要と言及。そのうえで、今回合意したダイムラーとの共同開発・生産によって「より効率的な開発と生産が可能になり、価値の高い商品を提供できる」と述べた。共同開発によるインフィニティのモデルは2017年から生産する予定。

共同生産の舞台となるメキシコでの日産の生産能力は、13年11月に稼働したアグアスカリエンテス新工場によって合計で年85万台となっている。今回の合意ではフル稼働時に両社のモデル合計で年30万台の能力を加える。ゴーン社長は「2020年には年110万台を超える能力をもつことになる」と述べ、日本に匹敵する生産拠点に成長するとの見方を示した。

《池原照雄》

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