クボタ、ICTサービス対応型トラクタとコンバインを11月に発売

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クボタ、KSAS対応のトラクタ「スラッガー」
クボタ、KSAS対応のトラクタ「スラッガー」 全 2 枚 拡大写真

クボタは、担い手農家の営農規模拡大に対応するため、ICTを活用した営農・サービス支援システム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」にも対応するトラクタとコンバインを11月に発売すると発表した。

トラクタは『スラッガー』シリーズ。

エンジンには、燃料噴射をコンピュータで細かく制御するコモンレールシステムやEGR(排ガス再循環システム)、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)などを採用し、規制クリアとともに出力アップにより、作業効率を向上する。

機械式と電子制御を組み合わせた独自のHMT(油圧機械式無段変速機)である「デュアルドライブトランスミッション」の採用で、高い伝達効率とスムーズな無段変速を実現。変速ショックのないスムーズな無段変速により、高精度な作業を行うことが可能。乗用車のオートマチック感覚で、クラッチ操作なしにアクセルペダルで変速、ブレーキペダルで停止できる。

無線LANを標準装備しており、情報端末を介してほ場ごとの機械の稼働情報や作業記録をKSASと通信でき、営農計画を立案する際の戦略データとして活用できる。KSAS対応インプルメント(車速連動肥料散布機)とセットで使用することにより、ほ場ごとに設定した量の肥料を撒くことができ、肥料のムダが減り、コスト低減につながる。

近年増加しているトラクタの盗難被害に対応するため、エンジン始動の際にパスワード認証が必要な電子メーターを採用する。

初年度販売目標は2000台。価格は725万9760円から。

コンバインは『ダイナマックス レボ』シリーズ。

グレンタンク内にたまったモミに近赤外線光を照射し、水分率とタンパク含有率を測定する「食味センサ」と、グレンタンクの下のセンサでモミの重量を測定する「収量センサ」を搭載した。刈り取りながら運転席のマルチナビ(表示画面)で測定データを確認でき、排出時には、ほ場ごとのデータを計測できる。

販売目標は初年度1000台。価格は871万5600円から。

《レスポンス編集部》

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