ルノー・日産、シナジー効果が過去最高の3990億円…新世代車台が効果発揮

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新型日産エクストレイル
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ルノー・日産アライアンスは7月2日、2013年度のアライアンスのシナジー効果が28億7000万ユーロ(約3990億円)と、過去最高を達成したと発表した。

28億7000万ユーロのシナジー効果は、2012年度の26億9000万ユーロに対して、6.7%の増加。新開発の車台、コモン・モジュール・ファミリー(CMF)を、まずは日産車に導入した効果が大きい。

CMFは、ルノー・日産アライアンスが独自に開発したモジュール・アーキテクチャーのシステム。より少ない種類の部品で幅広い種類の車両生産を可能にすると同時に、顧客の選択肢を広げつつ、品質を高めることを可能にする。CMFには、小型車用の「CMF-A」、中型車用の「CMF-B」、大型車用の「CMF-C/D」がある。

日産は2013年11月に、米国で初めてCMFを採用した車両を発売。新型SUVの『ローグ』に、CMF-C/Dを導入した。2013年12月には、同じCMFで開発した新型『エクストレイル』を日本で発売。2014年2月には、欧州で新型『キャシュカイ』の販売を開始した。

CMFを導入するルノーの最初のモデルは、今後モデルチェンジするMPV、次期『エスパス』となる予定。2015年にCMF-C/Dをベースにしたモデルとして、発売する計画。

ルノー・日産BVおよびアライアンスCEOオフィスのクリスチャン・マルドリュス副社長は、「CMF車両の開発は、購買から車両開発、パワートレインといった主要な事業分野におけるシナジーを増大させている。アライアンスは2020年までに、車両の70%をCMFプラットフォームの車両とする予定。CMFは今後も、シナジー創出の立役者となり続けるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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