欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンが2014年10月、フランスで開催されるパリモーターショー14でワールドプレミアする新型『パサート』。同車に設定されるプラグインハイブリッド車(PHV)のパワートレインが判明した。
これは7月3日、フォルクスワーゲンが明らかにしたもの。新型パサートの発表と同時に、PHV仕様の一部情報を開示している。
フォルクスワーゲングループは、次世代の環境対応車の本命として、PHVを重視している。2014年3月、ジュネーブモーターショー14では、新型『ゴルフ』のPHVとして、『ゴルフGTE』を発表したのも、その表れ。
この方針に沿って登場するのが、新型パサートのPHV。今回、フォルクスワーゲンは、パワートレインの一部情報を開示。直噴ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力156psを発生。これに、最大出力109psのモーターを組み合わせる。
システムトータルでは、211psのパワー を引き出す。フォルクスワーゲンによると、同社で最もパワフルなPHVになるという。また、フォルクスワーゲンは、EVモードの性能について、「最大50kmをゼロエミッション走行可能」と説明している。