【新聞ウォッチ】日豪首脳がEPAに署名、関税撤廃で日本の自動車業界にも恩恵

モータースポーツ/エンタメ 出版物
新聞ウォッチ イメージ
新聞ウォッチ イメージ 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年7月9日付

●日豪首脳EPA署名経済連携協定、防衛装備開発も(読売・1面)

●サムスン減収減益9年ぶり、スマホ頼み脱却が課題(読売・10面)

●USJ、来夏にも再上場、パーク増設など調達(朝日・6面)

●クボタ新社長、木股氏が昇格(朝日・6面)

●無視できぬ13億市場、トヨタ、本格進出決断(毎日・3面)

●全日空国際線も首位、国内5月旅客、初めて日航抜く(毎日・6面)

●群馬にオスプレイ拠点、政府、候補地リスト明記(産経・1面)

●企業倒産23年ぶり低水準、上半期(東京・7面)

●「ロボット記者」登場、AP通信、決算記事自動作成へ(東京・7面)

●街角景気2カ月連続改善、家電も回復傾向に(日経・5面)

ひとくちコメント
オーストラリアを訪問中の安倍晋三首相がアボット首相と会談し、日豪の経済連携協定(EPA)と防衛装備品の共同開発に関する協定に合意、それぞれ署名した。EPAは両国の国内手続きを経て、早ければ2015年明けの発効を目指すそうだ。

きょうの読売が1面トップで報道、他紙も1面などで大きく取り上げている。EPAが発行されると豪州産牛肉は日本が課す関税を段階的に削減。チーズは一定の輸入量までは無関税とする関税割当制度を導入。豪州産ワインも7年目に関税をゼロにする。

一方で、日本から豪州に輸出する自動車にかけている関税5%を排気量3000cc以下の中小型車は即時、それ以外の大型車と自動車部品は3年目に撤廃するという。

日本から豪州への自動車の輸出は、米国に次ぐ台数で約35万台。自動車と自動車部品の関税撤廃で、日本メーカーにとっては年436億円の負担軽減につながるとの試算もあるほどだ。 

豪州では米国車の輸入関税を撤廃し、韓国車の関税撤廃でも合意している。きょうの毎日は、「輸出競争力が改善することは大歓迎。できるだけ早期に発効してほしい。国内生産を増やして対応することになるかもしれない」などと、日本の大手自動車メーカーが期待を寄せていることを伝えている。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る