英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーは7月9日、新しいエンジンシリーズ、「インジニウム」(INGENIUM)の詳細を明らかにした。
ジャガーカーズは2014年3月、ジュネーブモーターショー14において、2015年半ばに発売する新型セダンの『XE』に、インジニウムエンジンを初搭載すると発表。XEは、現行の『XF』の下に位置する新型サルーンとなる。
インジニウムは、高出力かつ低燃費の新世代のモジュラーエンジンシリーズ。XEにはまず、排気量2.0リットルの直列4気筒ガソリンおよびディーゼルエンジンを積むと公表していた。
7月9日、ジャガー・ランドローバーは、インジニウムエンジンの詳細を発表。現行エンジン比で最大80kg軽量化。数々の特許技術を導入し、フリクションを低減しながら、クラストップレベルのCO2性能や洗練かつ高いパフォーマンスを実現する。
インジニウムエンジンとして、最初に生産されるのが、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。軽量なブロックを持ち、1気筒当たりの排気量は500cc。ジャガー・ランドローバーは、「現行比でフリクションは17%低減。セグメントで最も燃費性能に優れ、レスポンスの良い2.0ターボディーゼル」と自信を示している。