三菱自動車が、生産終了の意向を固めた『ランサーエボリューション』。米国では1年の延命が図られ、2015年モデルが登場した。
これは7月8日、三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカが明らかにしたもの。同社は、「ランサーエボリューションは世界の多くの市場で、廃止となる。しかし、米国では2015年モデルとして、販売を継続する」と発表している。
米国向けの2015年モデルは、ファイナルイヤーと呼べる内容。従来モデルからの変更点は少ないが、装備を充実させた最終モデルとして投入される。
2015年モデルの外観上の特徴は、ドアミラーにウインカーが組み込まれた点。インテリアでは、新デザインのカップホルダーが採用され、機能性が引き上げられた。
さらに、「GSR」グレードには、「プレミアムパッケージ」を新設定。高級オーディオやレザーシート、電動サンルーフ、前席シートヒーター、ピアノブラックパネルが装着される。
トップグレードの「MR」には、「ロックフォードフォズゲート」製オーディオ、雨滴感知ワイパー、自動オン/オフ ヘッドライトなどが、奢られる。
パワートレインに変更はない。米国仕様の場合、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力291ps/6500rpm、最大トルク41.5kgm/4000rpmを引き出す。