サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会はドイツの優勝で幕を閉じたが、準決勝のブラジル戦でのドイツの予想外の大勝でにわかに注目を浴びるようになったのはジョホール州ポンティアンにあるカンポン・パリト・ジェルマン。
マレー語で「ドイツ村」という意味のユニークな名をもつ寒村だ。
その昔、ドイツ人入植者がパイナップル栽培を行なっていたといわれ、第2次大戦時の日本軍の占領下ではドイツの同盟国民として日本軍に土地を提供していたといわれる。
こうした縁から村民の多くがドイツの熱心なサポーターとなり、アルゼンチンとの決勝戦は50人あまりが村内に設置されたパブリックビューで観戦。ドイツの優勝が決まると大きな歓声が上がった。
地元では早速、「ドイツ村」の名を村おこしに利用できないかとの話も持ち上がっているという。