【ジャガー C-X17 コンセプトカー 公開】インテリアデザイナーに訊く…ジャガー/ランドローバーのDNA

自動車 ニューモデル 新型車
ジャガー・C-X17
ジャガー・C-X17 全 8 枚 拡大写真

ジャガーのコンセプトカー『C-X17』は、ジャガー初のスポーツクロスオーバーであるが、そこかしこに、ジャガーのDNAが表現されているという。

実際にインテリアのデザインを手がけたジャガー、アドヴァンスト・デザイン部門所属インテリア担当チーフデザイナーのサンディ・ボーイズさんは「まずクラフトマンシップを感じさせ、本物のマテリアルを使っていること。そして、流れるような美しいデザインであることが必要だ」と話す。

そして、「エクステリアを見て大好きだ、乗ってみたいと思わせ、実際に室内に入ってドアを閉めると、ずっと中にいたいと思わせるような、“聖域”のようなインテリア。これは全てのジャガーが持つべき、感情的情緒的つながりを感じさせるもので、そこが競合車と違うところだ」とコメント。

では、同じグループ内の『レンジローバー』との違いはどうか。「本物のマテリアルを使い、品質が高く、クラフトマンシップで、ディテールにまでこだわることは同じ価値観だ」とボーイズさん。しかし、アーキテクチャは違うという。「レンジローバー・ランドローバーは、かっちりとした構成で、ドライビングポジションはアップライト。ジャガーは、ドライビングポジションは沈み込むようになり、インパネ全体も、有機的な流れるような美しいデザインだ。そして、ずっと乗っていたくなるインテリアなのだ」と違いを述べる。

つまり、「ジャガーはオンロード。ダイナミックで最も速く、ベストハンドリングを持つスポーツクロスオーバー。そして、ランドローバーはオフロード。もちろんオンロードでも能力は高いが、オフロードがベストオブザワールドで、これがそれぞれの基本的なDNAだ。そこがランドローバーとの大きな違いだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 軽キャン人気継続も新型キャブコン登場で話題…キャンピングカーランキング 5月
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る