【宇宙博2014】翼で行く? エレベーターで行く!?…宇宙旅行の最前線

宇宙 エンタメ・イベント
ビルの高層階へ向かうように宇宙へ……
ビルの高層階へ向かうように宇宙へ…… 全 10 枚 拡大写真

「SPACE EXPO 宇宙博 2014 NASA・JAXAの挑戦」(千葉・幕張メッセ、7月19日~9月23日)では、未来の宇宙開発をテーマにしたフロアにドリームチェイサーや宇宙エレベーターの模型が展示されている。

ドリームチェイサーは、NASAやシエラ・ネバダ社が共同で開発する宇宙船。国際宇宙ステーションへの新たな民間輸送手段として注目されている船のひとつで、実物は全長9m、幅7m。最大7名のクルーと貨物を収容できる。

これまでのスペースシャトル・オービターなどと同様、地上へ帰還するさいは、旅客機と同じように滑走路へ着陸する。打ち上げロケットの上部に機体が取り付けられるなど、これまでのオービターとの違いもみられる。

また、Xコア社やヴァージンギャラクティック社などがすすめる宇宙旅行計画も注目されている。これらは地上から弾丸が弧を描くように旅するサブオービタル飛行(弾丸飛行)が想定されている。

地球を飛び立った宇宙船は、大気圏を抜け、高度100km以上の宇宙に到達したあと、数分間の宇宙滞在を経て帰還する。

いっぽう同イベントでは、「宇宙へはエレベータで行く」という可能性も紹介されている。赤道上の高度3万6000kmにある静止軌道ステーションと地上をテザー(ケーブル)で結び、エレベーターで地球と宇宙を行き来するという宇宙エレベーター構想だ。

会場には、宇宙エレベーター協会によるクライマーデモ機が展示され、ケーブルを伝って宇宙へと向かうイメージが紹介され、解説を熱心に聞く来場者の姿があった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る