アメリカ西海岸発の「パンチボウル」に流行の兆し

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アメリカ西海岸発『パンチボウル』が、この夏日本でブームの予感
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 アメリカ発スイーツがぞくぞくと日本に上陸している昨今。トレンド総研は18日、アメリカ西海岸発のパーティードリンク『パンチボウル』に関するレポートを公開した。

 『パンチボウル』は、アメリカのセレブリティの間で今、人気が再燃しているお酒の楽しみ方。大きなボウルに、ベースとなるお酒と氷を入れ、フレッシュフルーツやハーブなどを好みに応じてトッピングしたものだ。とくに最近流行しているものは、1つの『パンチボウル』を“大勢でシェアする”ことが特長となっている。

 トレンドウォッチャーのくどうみやこ氏は、2010年頃から『パンチボウル』の人気が再燃していることに加え、「ソーカルリンク表参道」のオープンや、今秋の「ブルーボトルコーヒー」日本上陸など、日本における「アメリカ西海岸スタイル」ブームの流れが、それに勢いを付けたと見ている。

 再ブームのきっかけは、カクテルの歴史家であるデイビッド・ウォンドリッチが書いた『パンチボウル』に関する書籍が、食のオスカーといわれるジェームズ・ピアード賞を受賞したこと。この本を通じて『パンチボウル』があらためてセレブたちの目にとまり、アメリカ西海岸地域を中心として、ウエディングやパーティーなどさまざまな場で楽しまれるようになったという。

 ちなみに、すでにブームになっている「サングリア」も、海外では大勢でシェアする『パンチボウル』スタイルで楽しまれることが多いお酒。実際に日本でも『パンチボウル』を提供する店舗が登場しており、“シェアするドリンク”として人気に火がつきはじめているそうだ。

 たとえば都内では、本格イタリアンが楽しめるほか、ウエディングパーティーの会場としても人気が高い「リストランテ ベニーレ ベニーレ」(東京都渋谷区)では、飲み放題のディナーコースや、パーティーのウェルカムドリンクにおいて『パンチボウル』を提供中。「ベリーサングリア」「サングリア」「モヒート」「レモンスプリッツァー」「プラム」の全5種類を展開している。

 世界のビールと、お酒にあう豊富なおつまみが味わえることで人気の「GLASS DANCE 六本木店」(東京都港区)が展開するのは「シトラスパンチボウル」と「サングリアパンチボウル」の2種類。特にお店のイチオシなのが「シトラスパンチボウル」で、ボウルの中のドリンクが2層に分かれており、上の層にはスパークリングワインをグレープフルーツジュースで割ったもの、下の層にはグレナデン・シロップ(ザクロ果汁のシロップ)がそれぞれ使われているものだ。

 そして「BLUE BRICK LOUNGE」を展開するYOKU MOKU青山本店(東京都港区)では、夕方から「バールタイム」として、お酒をおいしく楽しめるフレンチをベースとした料理がメニューに加わり、7月中旬より「ヴィニャ・アルバリ サングリア パンチボウル」「フルーツティーパンチボウル」という、2つの『パンチボウル』を提供する予定だ。

 また、大手酒類メーカーのアサヒビールも『パンチボウル』に注目。ビールを飲む習慣がない若い女性たちが気軽にお酒を楽しめる新しいスタイルとして、若者が集う飲食店を対象に、みんなでシェアする新しい飲み方として提案を積極化している。同社では、「フレッシュモヒート パンチボウル」と「サングリア パンチボウル」をとくにお勧めのメニューとし、レシピを紹介している。

アメリカ西海岸発『パンチボウル』、この夏日本でもブームか

《冨岡晶@RBB TODAY》

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