今年6月、沖縄県那覇市内のパチンコ店駐車場に止めたクルマの車内に生後5か月の乳児を長時間放置して死亡させたとして、沖縄県警は22日、乳児の母親にあたる40歳の女を重過失致死容疑で逮捕した。容疑を大筋で認めているという。
沖縄県警・豊見城署によると、逮捕された女は2014年6月10日の午前10時30分ごろに那覇市内のパチンコ店を訪れ、午後5時15分ごろまで同店の立体駐車場1階部分に駐車していた軽乗用車の車内に生後5か月の長男を放置した疑いがもたれている。クルマのエンジンは切られ、窓も閉められたままだった。
女がクルマに戻ったところ、意識を失っている男児を確認して消防に通報。男児は心肺停止の状態で病院へ収容されたが、まもなく死亡が確認された。女の説明を不審に感じた病院側が警察へ「熱中症で死亡の可能性あり」と通報し、事態が発覚していた。
事故当日の那覇市は最高気温が29.8度。聴取に対し女は「パチンコ店にいる間、子供を車内に放置していたのは間違いない」などと供述しているようだ。警察では当日の女の行動を詳しく調べている。