キャデラック CTS と SRX、米国で リコール55万台…キーに膝が当たりエンジン停止

自動車 テクノロジー 安全
先代キャデラックCTSセダン
先代キャデラックCTSセダン 全 2 枚 拡大写真

大規模なリコール(回収・無償修理)問題が起きている米国の自動車最大手、GM。同社の高級車ブランド、キャデラックが、イグニッション(点火)スイッチの不具合により、米国で55万台のリコールを行う。

これは7月21日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「GMからキャデラック『CTS』と『SRX』に関するリコールの届け出を受けた」と公表している。

今回のリコールは、すでにシボレー『カマロ』で発表されたのと同じ内容。イグニッションスイッチ関連の不具合によるもので、GMによると、走行中、ドライバーの膝がキーホルダーに当たることによって、キーがエンジンオフまたはアクセサリーの位置に動き、エンジンが停止する可能性があるという。

この状態では、パワーステアリングの操舵力やブレーキ性能が悪化。万一、衝突事故を起こせば、エアバッグが作動しないため、乗員が負傷するリスクが増す。

リコールの対象となるのは、2003-2014年モデルのキャデラック『CTS』と、2004-2006年モデルの『SRX』。CTSは2001年8月中旬から2014年4月下旬にかけて、SRXは2003年3月下旬から2006年8月中旬にかけて生産された、合計55万4328台が該当する。

GMは、対象車を保有する顧客に連絡。「キャデラックの販売店で、エンジンキー差し込み口のリングを交換するなどのリコール作業を行う」と説明している。

《森脇稔》

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