トヨタ、中国の駆動部品工場を開業…レビン 向けCVTなど海外で初生産

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トヨタ レビン(北京モーターショー14)
トヨタ レビン(北京モーターショー14) 全 10 枚 拡大写真

トヨタ自動車が中国・江蘇省常熟高新技術産業開発区に設立したトヨタ自動車(常熟)部品有限会社(TMCAP)は7月30日、開業式を実施した。

式典には、市政府からの来賓、上海の日本総領事関係者、トヨタの各合弁事業体代表者、トヨタの須藤誠一副社長らが出席した。

TMCAPは、2012年7月に設立し、今月14日より、中国の小型車用にCVT(無段変速機)の生産を開始した。トヨタとして海外でCVTを生産するのは初めてとなる。このCVTは今夏投入した新型『カローラ』、新型車『レビン』に搭載しており、今後も小型車を中心に導入していく予定だ。

なお、TMCAPでは、2015年内にハイブリッド用トランスアクスルの生産も予定。トヨタは、中国により多くのハイブリッド車を提供するために、海外では初となるハイブリッドユニットの現地生産に取り組んでいる。TMCAPで生産するハイブリッド用トランスアクスルもその一環で、他に電池やインバータの現地化の準備も進めている。2015年には、これらの中国産ハイブリッドユニットをカローラ、レビンに搭載し、中国向けに発売する予定だ。

式典において、TMCAP董事長であるトヨタの須藤誠一副社長は、「トヨタのR&DセンターであるTMECでは、ハイブリッド技術を中心とした研究開発を進めている。TMCAPとTMECとで連携を取りながら、今後も時代が求め、中国の顧客が求める環境ユニットの開発・生産を進めていく」と述べた。

《纐纈敏也@DAYS》

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