BASFジャパン、東大大学院生対象に「統合物質科学リーダー養成プログラム」特別講義を実施

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BASF、バッテリー材料研究所で開催されたMERITの特別講義
BASF、バッテリー材料研究所で開催されたMERITの特別講義 全 2 枚 拡大写真

BASFジャパンは7月29日、尼崎研究開発センター バッテリー材料研究所にて、約40名の東京大学大学院生を対象に、「グローバル企業BASFの研究開発とキャリア」をテーマとした特別講義を実施した。

特別講義は、東京大学大学院の理工系の学際的なリーダーを養成するプログラム「統合物質科学リーダー養成プログラム(MERIT)」の一環として実施。MERITの特別講義の場として選ばれた外資系企業はBASFジャパンが初めてとなる。

同プログラムは東京大学において、工学系研究科、理学系研究科、新領域創成科学研究科の計9専攻が協力して実施する教育プログラム。博士号の取得を目指す大学院生が対象で、毎年、修士入学者600人から選ばれた約40名が参加する。このプログラムは、高い専門性と同時に、分野を越えた俯瞰力ならびに優れたコミュニケーション能力を持った人材を育成し、産学官の広い分野でグローバルに活躍できるリーダーを育成することを目的としており、2011年度からスタートした文部科学省「博士課程教育リーディングプログラム」に採択されている。

BASFジャパンのヨルグ‐クリスチャン シュテック社長は「このようなプラットフォームによって、才能豊かな若い研究者や未来のリーダーを応援し、産学連携できる機会を喜ばしく思っている。彼らとともに日本から世界へイノベーションを発信していきたいと考えている」と述べている。

BASFジャパンのバッテリー材料研究所は、BASFのバッテリー事業においてアジア太平洋地域初の基礎研究・開発・顧客サポートの機能を兼ね備えた施設。グローバルな研究開発ネットワークの拠点であり、高性能リチウムイオン電池の電解液と電極材料の開発に取り組む研究所として、2013年にオープンした。

同プログラムの「高度な専門性と科学技術全体を俯瞰するグローバルな視点を持ち、産学官の広い分野でオープンイノベーションを先導する」という方針と、BASFが掲げる「持続可能な将来のために化学でいい関係をつくり、イノベーションを創出する」という戦略が合致し、実施に至った。

《纐纈敏也@DAYS》

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