南海、ケーブルカー高野山駅舎を改修へ

鉄道 企業動向
高野山駅の駅舎改修後のイメージ。耐震補強のほか開業時の意匠を可能な限り復元する。
高野山駅の駅舎改修後のイメージ。耐震補強のほか開業時の意匠を可能な限り復元する。 全 2 枚 拡大写真

南海電気鉄道は7月30日、鋼索線(高野山ケーブル)の山頂側にある高野山駅(和歌山県高野町)の駅舎改修工事に着手したと発表した。耐震補強を施すほか、開業当時の姿を再現する。

高野山駅は1930年6月29日に開業。駅舎は開業当時のものが現在も使われており、国の登録文化財となっている。南海電鉄によると、2015年には高野山が弘法大師空海によって開創されてから1200年目を迎えることから、これにあわせて駅舎の改修を行うことを決定。7月7日から工事に着手した。

駅舎は構造用合板による耐震補強を実施するほか、可能な限り開業時の意匠を復元する。乗車券や特急券の販売窓口はオープンカウンター形式に改装。駅舎内にはバスの案内カウンターも整備する。2階は高野山の四季や高野山へ至る鉄道の歴史などを展示するスペースとして整備するほか、トイレやエレベーターも新設して休憩スペースとしても活用できるようにする。工期は2015年2月末までを予定している。

また、高野山ケーブルの山麓側にある極楽橋駅もコンコースの美装化工事を8月3日から実施する予定。高野線の電車からケーブルカーに乗り換えるルートにあたるコンコースと連絡通路の壁面・天井を塗装する。ホームの一部とコンコース、連絡通路にはあんどん型の照明器具を配置する。工期は10月末までを予定している。

《草町義和》

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