ベネッセに事件の余波くっきり…純損失136億円へ拡大

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売上高・営業利益の主な増減要因
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 ベネッセ―ホールディングスは7月31日、2014年4月~6月期の決算を発表した。連結決算は、対前年同期比増収減益。経常利益の減益に加え、顧客情報漏えいにともなう情報セキュリティ対策費が特別損失として260億円発生したことなどにより、136億3千7百万円の純損失となった。

 2014年4月~6月の連結売上高は、1,155億1千9百万円と対前年同期比2.2%の増収となった。主力の通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が減少したことにともなう減収があったものの、学校向け教育事業が好調に推移し、売上を伸ばしたことなどが増収の主な要因。

 連結営業利益は、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の減収にともなう減益や、「進研ゼミ」の小学講座から高校講座のうち9学年でタブレット教材を導入したことによる費用の増加等により、49億8千2百万円と対前年同期比12.4%の減益。連結経常利益は、47億1千9百万円と、対前年同期比18.4%の減益。純利益は、経常利益の減益に加え、顧客情報漏えいにともない情報セキュリティ対策費が特別損失として260億円発生したことなどにより、136億3千7百万円の純損失となった。

 なお、個人情報漏えい事故調査委員会による事実関係の調査中であり、新規の営業活動を停止している状況下では、事業への影響を合理的に見積もることが困難であるため、2015年3月期通期の業績予想は未定としている。今後、業績予想の開示が可能となった時点で、速やかに開示するという。

ベネッセHDの4-6月期決算、136億円赤字…業績予想は未定

《工藤めぐみ》

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