JAXA、観測ロケットS-310-43号機を打ち上げへ 8月4日

宇宙 企業動向
観測ロケットS-310-43号機の打ち上げ条件(出典:JAXA)
観測ロケットS-310-43号機の打ち上げ条件(出典:JAXA) 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、8月4日23時~23時30分の間、観測ロケット「S-310-43号機」を打上げて「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測実験」を実施すると発表した。

JAXAでは、内之浦宇宙空間観測所からの観測ロケットS-310-43号機の打上げを8月3日としていたが、天候判断を実施した結果、8月4日23時00分~23時30分(日本標準時)に行うことした。

打上げ時刻は、23時00分の予定で、天候その他の理由で打上げ予定時刻の変更が見込まれる場合、速やかに公表する。

今回の実験は、観測ロケットの弾道飛行により、CPSが宇宙空間を慣性飛行している状態を作り出し、ロケットエンジン・ポンプの冷却流路や推進薬タンクの一部を模擬した供試体に極低温流体(液体窒素)を流動させる。これによって、供試体内を流れる液体窒素を観察し、その沸騰・流動状況を計測するとともに,各部の温度・圧力・ボイド率データを取得する。取得したデータにより、推進系の熱流動解析モデルの解析精度向上を図る。

実験には、JAXAのほか、東京大学、早稲田大学が参加する。

《レスポンス編集部》

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