トヨタ小西常務、VWが肉迫する世界販売「団子状態は続くと思う」

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トヨタ自動車 小西工己 常務役員
トヨタ自動車 小西工己 常務役員 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の小西工己常務役員は8月5日に都内で開いた決算会見後の囲み取材で、世界販売でフォルクスワーゲン(VW)グループが肉迫していることについて「こういう団子状態は続くと思う。順位はそれほど深刻に考えているわけではない」と述べた。

ダイハツ工業、日野自動車を含むトヨタグループの2014年上半期の世界販売台数は前年同期比3.8%増の509万7000台と過去最高を更新した。小西常務は「500万台を超えた台数をお買い求め頂いということは、数字としてはトヨタにとって過去最高なのでこれは非常にありがたい話だなと、我々喜んでいる」と述べた。

一方、VWグループの上半期実績は同5.9%増の497万台となり、トヨタグループとの差を12万台程度にまで詰めている。

小西常務は「確かに現象としては近いところにきている。社長も以前申していたが、こういう団子状態というのはGM(ゼネラル・モーターズ)も含めて続くと思う。順位はそれほど深刻に考えているわけではない。1台1台ちゃんと良いものを造ってお届けするということなので、それは順位が客観的に変わる時が、あるとかないとかという議論はあるかもしれないが、とくに社内ではそういう話はでていない」と説明した。

《小松哲也》

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