メルセデス Sクラス 新型に「S600 ガード」…最強の防弾仕様車

自動車 ニューモデル 新型車
新型メルセデスベンツ Sクラス の「S600 ガード」
新型メルセデスベンツ Sクラス の「S600 ガード」 全 10 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは8月5日、新型『Sクラス』の防弾仕様車、「S600ガード」を欧州で発表した。

メルセデスベンツは80年以上に渡って、防弾対策などを施したリムジンを製作し、各国元首やVIPに納車してきた実績を持つ。現在では、『Eクラス』、『Mクラス』、『Gクラス』に防弾仕様車を用意する。その最新作が、今回発表されたS600ガード。新型Sクラスの最上級グレード、「S600」がベース。

S600ガードの見た目は、通常のSクラスと変わらない。しかし、その中身にはかなり手が加えられている。ボディパネルと車体構造の間には、特殊なスチール素材を入れて強化。また、全ての窓ガラスには、特殊ポリカーボネート加工を施した防弾ガラスを導入している。この結果、S600ガードは、ドイツの防弾性能規格で最高レベルの「VR9」を達成する。

車両重量の増加に対応して、サスペンションやブレーキを強化。サスペンションには、「エアマチック」が奢られた。タイヤはランフラットで、パンクした状態でも、最長で30km走行できる。このほか、自動消火システム、非常事態を伝える緊急アラームなどの特別装備が盛り込まれた。

搭載エンジンに変更はない。排気量5980ccのV型12気筒ツインターボエンジンは、最大出力530ps/4900-5300rpm、最大トルク84.6kgm/1900-4000rpmを引き出す。トランスミッションは、7G-トロニック。なお最高速は、車両重量の関係があり、210km/hでリミッターが作動する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る