わたらせ渓谷鐵道、全通100周年の記念入場券セット発売

鉄道 企業動向
わたらせ渓谷鐵道は全通100周年を記念した入場券セットを8月23日から発売する。
わたらせ渓谷鐵道は全通100周年を記念した入場券セットを8月23日から発売する。 全 1 枚 拡大写真

桐生(群馬県桐生市)~間藤(栃木県日光市)間44.1kmのわたらせ渓谷線を運営するわたらせ渓谷鐵道は、8月23日から「足尾鐵道全通100年記念入場券セット」を発売する。

わたらせ渓谷線は1911年4月、足尾鉄道の路線として一部が開業。1914年8月25日までに間藤~足尾本山間の貨物線を含む全区間が開業した。この間、1913年に国が足尾鉄道を借り入れて足尾線となり、全通後の1918年に国有化。1987年の国鉄分割民営化でJR東日本の路線となった後、1989年から桐生~間藤間のみわたらせ渓谷鐵道の旅客線として再スタートを切った。貨物線だった間藤~足尾本山間も未開業線扱いで同社が引き継いだものの、1998年には正式に廃止されている。

記念入場券セットは国鉄時代の赤線入りB型硬券入場券をイメージしたデザインでまとめており、桐生・相老・大間々・上神梅・水沼・花輪・小中・神土(現駅名は神戸)・沢入・原向・通洞・足尾・間藤各駅の入場券をセット。草木ダムの建設に伴うルート変更で国鉄時代の1973年に廃止された草木駅の模擬券と、国鉄時代の貨物終点駅だった足尾本山駅の模擬券、歴代の車両を描いた縦約31cm×横約13cmの特製台紙も付く。

発売額は2420円で1000セット限定。相老・大間々・通洞各駅と一部の列車内で発売するほか、通信販売も行う。入場券は2015年8月31日まで1回に限り使用することができる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る