【アジアクロスカントリーラリー14】三菱 アウトランダー PHEV、パンクトラブルに見舞われるも総合13位

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三菱 アウトランダー PHEV(アジアクロスカントリーラリー2014)
三菱 アウトランダー PHEV(アジアクロスカントリーラリー2014) 全 8 枚 拡大写真

アジアクロスカントリーラリー3日目。タイ王国サケオの街を起点とした約380kmのループコースで競技が行われた。

SSスタートまで移動距離は約90km。その後約240kmのSSを走り、約50kmの移動でホテルに戻るというコース。

三菱『アウトランダーPHEV』は13番手から順調なスタートを切ったものの、約4km走ったところで左前タイヤをパンクさせてしまう。このトラブルにより8~10分程度のタイムロスとなり、さらには順位も落とすことになる。

しかしながら、この他のポイントではアウトランダーPHEVは順調な走りをみせた。昨年、コンペティターをもっとも悩ませたのは連日の雨であったが、今年のタイは雨期にも関わらず晴天が続き、コースも比較的乾いている状態。こうした路面状況のよさも手伝って、走りは順調に進んでいる。

ドライバーの青木選手によると「本日のSSは川渡りあり、ロックセクションあり、フラットダートにサンド、そしてジャングルと非常に多種多様な状況であったが、アウトランダーPHEVは軽くなった車重を活かしたフラットダートや、車高を上げたことで楽になったロックセクションなどで高いポテンシャルを感じることができた」とのこと。

また「セーブモードを上手に使うことでモーター動力が必要なときに使えるように走っている。また、S-AWCも上手に使えるにようになってきて、走りが楽になった」とも語った。

さらに三菱自動車の開発本部技術企画部の田中泰男氏は「2日間続けてタイムアウトにならず競技が進行しているのは非常にうれしいこと。ドライバーも運転を楽しんでいるようだし、明日からもいい日になりそうな予感がしている」と順調ぶりに顔をほころばせる。

アウトランダーPHEVはパンクによるトラブルでの遅れを途中で取り返し、総合13位で今日の走行を終えた。明日は国境を越えてカンボジアに入国する。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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