【レクサス NX 発売】北米と異なるフロントエンドデザイン…その理由は

自動車 ニューモデル 新型車
レクサス・NX 200t(国内仕様)
レクサス・NX 200t(国内仕様) 全 14 枚 拡大写真

レクサスは7月29日、ブランド初のコンパクトクロスオーバーSUV『NX』を国内で発売した。欧米では先行して販売を開始したNXだが、実は仕向けにより仕様が異なる。北米仕様では、アプローチアングルを改良するため、国内モデルと比べフロントバンパーが引き上がっているデザインとなっている。

その違いについて、NXのチーフエンジニアを勤めた加藤武明氏は、「アメリカのライトデューティートラック要件を満たすため、フロントバンパーの構造を変え、アプローチアングルをとりました。何故そうしたかと言うと、トラック要件を満たす事によって、プライバシーガラスをリアとバックドアに設定出来るためです。これは乗用車カテゴリーでは出来ません」と言う。

さらに、「CAFE(Corporate Average Fuel Efficiency)、アメリカでの企業別平均燃費を良くすためにトラック要件に入れたと思われますが、NXでは関係ありませんでした。営業側からプライバシーグラス採用の要望が強かったことが大きな理由です。そこから、これを満たすためにアプローチアングルをとるか、グランドクリアランスをとるかの選択になりました。結果、全高とデザインを考えアプローチアングルを達成できるようフロントのデザインを変更したのです」と加藤氏は述べた。

全体のデザインでは、スポーティさを現すため、SUVとしてはフロントオーバーハングを長くし、リアをコンパクトに収めている。NXの全長は、RXより140mm短い4630mmで、全幅は1845mmだ。

《太宰吉崇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  2. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  3. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  4. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  5. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  6. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  7. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  8. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  9. 【メルセデスベンツ Eクラス 新型試乗】SUV全盛の今に、果たしてどのような人が選ぶのだろう?…河村康彦
  10. ホンダ『フリード』ついに今夏フルモデルチェンジか、5ナンバーキープでボディ拡大へ
ランキングをもっと見る