【北京オール・イン・チューニング14】車検が2年おきから6年に…テイン藤本専務「チューニング需要は伸びる」

自動車 ニューモデル モーターショー
北京オール・イン・チューニング 2014
北京オール・イン・チューニング 2014 全 8 枚 拡大写真

8月9日~11日、北京で開催された国際チューニングカーショー「オール・イン・チューニング 2014」。今回初出店したサスペンションメーカー、テインの藤本吉郎専務取締役は、中国のチューニングカー需要は伸びる、と断言する。

背景のひとつが車検制度の変更。もともと中国では、自動車購入後6年以内は、2年おき(6年以上は年1回)の車検が義務づけられているが、2014年9月よりその期間が延ばされ、購入後6年間は車検の必要がなくなった。

藤本専務は「規制緩和という訳ではないが、これでチューニングがしやすくなったのは事実だ」と話す。

その規制はどの程度のものなのか。「例えば商用車を買っても、“藤本運送”などと文字を書いたり、ステッカーを貼ってはいけない。色を変えてもNG。そうする場合は役所に申請し、かつ費用を払わなければいけない」。

ではなぜ、中国ではチューニングが盛んで、パーツの需要も高いのか。藤本専務によれば「今までは改造にルールなどなかった。しかし今、日本で言うアフターマーケット協会が中国にもできつつあり、官民一体となってチューニングの認知、合法化を進める動きがある。だから今後も需要は伸びると言える」とのこと。

ちなみに中国でクルマを所有している人は、かなりの裕福層である。例えば、北京の“京“ナンバーを取得するためには、購入代金の他に日本円で100万円以上が必要となる。「裕福層が求めるのは高級車。さらに、6年も同じクルマに乗る人は少なく、だいたい4年で買い替えている」(藤本専務)。こうした土壌がチューニングマーケットに結びついている。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る