漏えいの危険性…「個人スマホに業務情報を保存している」54.7%

エンターテインメント 話題
BYOD において懸念している点
BYOD において懸念している点 全 7 枚 拡大写真

 日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)のPR部会調査分析WGは12日、「第二回スマートフォン企業利用実態調査」の報告書を公開した。2013年に続いて2回目となる。

 前回調査ではJSSEC加盟企業が対象だったが、今回は一般企業を対象とし、情報システム管理者70名、従業員220名から回答を得た。調査時期は1月27日~31日。

 まず、会社支給のスマートフォンを「導入している」のは60%。導入を検討し始めたのは、「2011年以前」が31.7%で最多だった。導入したスマートフォンの種類は「iPhone」61.9%、「Androidスマートフォン」54.8%、「iPad」40.5%となっている。

 これらスマートフォン利用時のパスワードポリシーの設定義務化については、「OSの標準機能を利用し設定している」45.2%、「ポリシーの設定なし」35.7%、「英数字の組み合わせ複雑化」19.0%となった。なお、BYOD(個人スマホの業務使用)を認めている企業は、54.8%。BYODにおける懸念では、「機密情報漏えい」64.3%と「個人情報流出」57.1%のセキュリティに関する2項目が50%を超えた。管理コストや利用料金などは、個人端末であるためやや低い数値となっている。

 一方従業員側は、社内で決められたスマートフォン利用時のパスワードポリシーに従い、設定しているのは64.8%とやや低め。「パスワードポリシーがない」30.5%、「設定しない」4.7%などの回答が寄せられた。BYODの利用を会社が認めていると回答したのは、57.8%で、目的としては、「社内との業務に関する電話・メールのやり取り」77.0%、「社外との業務に関する電話・メールのやり取り」66.2%、「スケジュール管理」67.6%などがあげられた。

 実際、個人のスマートフォンに業務に関する情報を「保存している」としたのは54.7%で過半数を超えていた。BYODの懸念点としては、「機密情報漏えい」62.5%、「個人情報流出」58.6%、「利用料金負担の問題」37.5%などがあがっている。

個人スマホに業務情報を保存しているのは54.7%

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る