トヨタ自動車が、主に北米市場で販売している大型ミニバン、『シエナ』。同車の最新モデルが米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは8月6日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。トヨタ自動車の米国部門から、シエナに関するリコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、トランスミッションの不具合によるもの。NHTSAによると、シエナのトランスミッションのシフトコントロールケーブルが、組み付け時に破損している可能性があり、走行中にコントロールケーブルが切れると、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2014年モデルのシエナ。2014年6月中旬の1週間に生産され、米国で販売された車両が該当する。
米国トヨタ販売は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、トランスミッションのシフトコントロールケーブルの点検を行い、破損していれば、交換するリコール作業を実施する予定。