スバル『レヴォーグ』は、『レガシィ ツーリングワゴン』の後継モデルとして登場したツーリングワゴン。初代の登場から25年、日本では5代目で販売を終了するレガシィ ツーリングワゴンの歴史を写真で振り返る。
欧州市場への対応、安全性能向上のために、3代目まで守り続けていた5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと拡大した4代目。ボディサイズの拡大は様々な恩恵をもたらし、車体設計の自由度が高まったことで軽量化を実現。安全性だけでなく質感や高級感にも磨きをかけた。
従来モデルでは2ステージ・ツインターボが搭載されてきたが、4代目ではシングルタービンへと変更。従来モデルよりも大径かつ軽量なチタンタービンが装着され、レスポンスの向上とパワーを両立。シングルタービン特有の段付きのない連続的なトルク特性を実現した。
3代目から搭載された「EyeSight(アイサイト)」の前身「ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)」も進化した。「ツーリングワゴン3.0R」に搭載された第3世代ADAは、従来のステレオカメラに加えて、ミリ波レーダーをフロントバンパー内に搭載し、障害物の検知性能を強化。ブレーキによる車間距離制御も加わり、機能は大幅に強化されている。
また第3世代では、従来の機能に加えて、先行車との車間距離を表示し、アラーム音で知らせる「追従モニター」、信号待ちの際に前車が発進したことを教える「前車発進モニター」、路面状況に応じて変化するタイヤのグリップ力を表示する「グリップモニター」、いねむり等による車両のふらつきを検知し、ドライバーに注意を促す「ふらつき警報」が追加された。その後ADAは、アイサイトへと進化を果たす。