チェコの航空機メーカー、エベクター・エアロテクニックとマレーシアのアスピラシ・ペルティウィが提携合意した。ルドルフ・ハイクル在マレーシア・チェコ大使が明らかにした。マハティール・モハマド元首相も関与しているという。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
チェコ軍での採用が見込まれている小型ターボプロップ機「EV-55アウトバック」開発で、両社が提携する模様。提携合意文書に署名したマハティール氏は、9月にもチェコを訪問する予定だという。提携によりマレーシアの対チェコ投資はこの先数年で2億米ドルに達すると期待される。
「EV-55アウトバック」は双発の9-14人乗りで、軍用や旅客、貨物輸送など多目的用途に対応できるという。チェコ企業17社がプロジェクトのコンソーシアムに参加している。エベクターは軽飛行機「ユーロスター」や「スポーツスター」を生産。