【新聞ウォッチ】「どこでも五輪」JR東日本が羽田アクセス構想、新宿~羽田最短23分

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年8月20日付

●羽田直通3路線構想、東京駅まで最短18分、JR、新木場ルート先行へ(読売・1面)

●新トップに聞く、三菱自動車相川哲郎氏、「とんがった車」でファンつかむ(読売・8面)

●燃費向上へ自動車軽量化、素材メーカーと連携開発競争激しく(毎日・9面)

●「日産厚生会」世田谷・玉川病院の看護師、故意に大量インスリン、警視庁、殺人未遂容疑立件へ(産経・1面)

●地下鉄アプリ賞金100万円、東京メトロ来月から募集(東京・6面)

●GE、航空エンジン拡大、投資倍増当、5年で3600億円(日経・1面)

●真相深層:都市ガス、天然ガス車の挫折、燃料電池車、乗り切れぬ訳(日経・2面)

●1兆円企業顔ぶれ交代、「海外で稼ぐ」評価、富士重工やユニ・チャーム、時価総額6年ぶり100社回復(日経・3面)

●中国、車部品に制裁金(日経・3面)

●女性管理職6.6%昨年度、目標の3割遠く(日経・5面)

●スカイマーク株急騰、エアアジアが支援検討(日経・13面)

●新製品バトル、高級セダン(日経・29面)

ひとくちコメント

「どこでもドア」がドラえもんに登場するヒミツの道具なら、今の東京は「どこでも五輪」とでもいえそうだ。JR東日本が東京の都心部と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線」の具体的な構想を発表した。

きょうの東京が1面トップ、他紙も1面などで大きく取り上げている。それによると、東京、新宿、新木場の各駅から羽田へ乗り換えなしで行ける直通3ルートの整備などが中心。休止中の貨物線や使われていないトンネル、鉄橋を活用して整備。東京貨物ターミナルから羽田の国内線ターミナルまでは地下線を建設し、地下駅となる羽田空港新駅を設けるという。

羽田への所要時間は20分前後と、現在の半分程度に短縮される。例えば、東京駅からは現在28分程度が18分、新宿駅からでは41分程度が23分に短縮される。全面開業は東京五輪開催後の2020年代半ばとなる見通しだが、一部ルートは五輪前にも開業が可能かを検討するそうだ。

私も羽田空港を利用する機会が多いので、個人的には新宿駅からの直通ルートは大歓迎。ただし、現在では自宅から早朝便に搭乗する場合は、鉄道のアクセスで行くのは不可能でマイカーかタクシーを利用するしかない。果たして.深夜や早朝のダイヤが組まれるのかどうかも知りたいところだ。

総事業費は約3200億円を見込んでいるというが、「東京五輪」を建前に、恐らく国や東京都からも税金が投入されるのだろう。利便性と費用対効果をしっかりと検討してもらいたいものである。

《福田俊之》

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