マレーシアの電力供給予備力、憂慮すべきレベルに=アナリスト

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

アナリストは、マレーシアの電力供給予備力が憂慮すべきレベルにまで落ち込んでおり、政府による早急な対応が必要と指摘。その上で政府が取るべき対策として、老朽化した発電所を廃止・撤去して新たな発電所を建設することが有効だと述べ、老朽化した発電所を使用し続けることで2020年までの先進国家入り目標を台無しにする恐れもあるとした。

マーキュリー・セキュリティーズのエドムンド・タム リサーチ長は、世界の製造業やサービス業を支えている要素の1つが電力だと指摘。エネルギー危機は投資家の信頼を損ねることにも繋がり、経済が減速することになりかねないと言う。

CIMBインベストメント・バンクのアナリスト、ファイサル・サイド・アハマド氏は、向こう4年間で政府がエネルギー生産量の増加などの対策を取らない場合は電力供給予備力は10%減少すると予想。供給停止が起こる可能性も高くなると指摘した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  6. ネガティブキャンバーはもう古い!? タイヤ進化時代の最適アライメント理論~カスタムHOW TO~
  7. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  8. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  9. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  10. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る