マレーシア・ジョホール州で外国人労働者が暴動…800人が騒ぎHDD工場焼く

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア・ジョホール州クライジャヤにあるJCY HDDテクノロジーの工場で26日、不当な扱いを受けたとして外国人労働者800人あまりが暴動を起こし、工場や幹部の車に火をつける事件が発生した。

22日に起きた同じJCY社が所有するテブラウ工場での暴動が波及したとみられる。

二度目の暴動事件が起きたのは、ケラパ・サウィト工業地域にあるJCY社のハードディスク・ドライブ(HDD)生産工場。外国人労働者の多数はネパール人やミャンマー人、バングラデシュ人で、午前8時頃に物を投げつけるなどして事務所などを破壊、会社幹部の車に火をつけた。

労働者は身体的虐待を受けたことや、様々な理由をつけた不当な減給、残業代の不支給などに不満を抱えており、訴えてきたが聞き入れてもらえなかったため、暴動に踏み切ったという。

同日午後2時頃、警察及び在マレーシア・ネパール大使館などが介入することで一時沈静化したが、午後8時になると再び外国人労働者が騒ぎだし、工場に火をつけた。火は消し止められたが工場は半焼。27日は外国人労働者は出勤していないという。

クライジャヤ警察によると、工場の経営陣と外国人労働者の代表者、ネパール大使館との間で問題解決に向けた協議を行うという。

広瀬やよい

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