ルネサス、周辺環境の画像認識機能を組み込んだSoCを開発…ADAS向け製品第1弾

自動車 テクノロジー 安全
ルネサス・R-Car V2H
ルネサス・R-Car V2H 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは8月27日、車の周辺環境の画像認識機能を組み込んだSoC(システムLSI)「R-Car V2H」を開発。9月よりサンプル出荷を開始すると発表した。

R-Car V2Hは、同社の車載情報機器向けSoC「R-Carファミリ」で培った技術の応用により開発したもので、先進運転支援システム(ADAS)に向けた第1弾製品となる。

新製品は、ADASに求められる機能をワンチップに集積しながら低消費電力を実現。画像認識コア「IMP-X4」で提供される画像認識ライブラリは、オープンソース対応版も拡充しているため、ソフトウェア開発効率の向上に貢献する。

また、高解像度カメラの伝送方式として期待されるEthernet AVBを搭載し、次世代車載カメラシステムの構築にも対応する。

新製品を採用することで、各カメラで画像認識機能を用いた見落とし防止を行いながら、シーンにあわせて視点を切り替えるなど、従来のサラウンドビューシステムを発展させたサラウンドビューモニタリングシステムの構築を実現する。

新製品の量産は2016年10月から開始し、2017年10月には月50万個を計画している。

《纐纈敏也@DAYS》

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