ダイハツ工業の三井正則社長は9月2日に都内で開いた新型『ハイゼットトラック』発表会で、「軽トラックは新興国でも必ずやニーズがあるだろう」と述べ、軽トラックの海外展開を検討していること明らかにした。
三井社長は「まだ何も具体化はしていないが」と前置きしながらも、「日本の軽トラックはきっとこれからの新興国でも日本が歩んできた道を考えると、必ずやニーズがあるのではないかということを考えている」と述べた。
その上で「現地の方にこうしたものがあるということをまずは知って頂いた上で、なかなか使えるなということであればそうした地域を選んで今後展開していきたいなと思っている」と説明した。すでに「(市場)調査している」ことも明かしたうえで、「時期がきたら説明したい」とも語った。
一方、国内の軽トラック市場がピーク時から半減していることについては「確かに日本の市場だけでみるとこの先、軽トラックのニーズや(販売)台数がどんどん増えていくということはないと思うが、一方では日本のあらゆる産業を支えている、日本らしい、軽の原点でもある車と位置付けている」と話した。