大阪国際空港を45年ぶりに大規模改修…MRJなどの小型機向けフィンガーも新設

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大阪国際空港を大規模リニューアル
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新関西国際空港は、大阪国際空港ターミナルを45年ぶりとなる大規模改修を実施すると発表した。

同社では、大阪国際空港ターミナル改修プロジェクト「Speedy&Smart都市型先進空港ITM」を始動する。改修プロジェクトは、大阪国際空港のターミナルビルが、大阪万博開幕を控えた1969年にオープンして以来の大規模な改修となる。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、国内外の利用客に大阪国際空港をスピーディで快適、便利に利用できるよう、体制を整える。

2015年春に着工、2016年秋に中央エリアを先行オープン、2020年春にグランドオープンする。

改修プロジェクトでは、ターミナルビルの「安全・安心の強化」、「環境・地域との共生」に加え、出発、到着時の乗客の動線を抜本的に見直し、最新のIT技術も積極的に取り入れ、スピーディでスムーズな移動を実現する。

ターミナルビル内も快適、便利な空間とし、商業エリアも全面リニューアルし、スピーディでスマートな都市型先進空港に生まれ変わる。

出発動線では、モノレール駅から新しいペデストリアンデッキにより、2階保安検査場まで階層移動なく直行可能にする。バス降り場は、出発ターミナルビルの前に配置し、チェックインカウンターや保安検査場までスピーディに移動できるようにする。駐車場との間の横断歩道にはルーフを設置する。セキュリティチェックや出発手続きは、インラインスクリーニングシステムの導入で、よりスムーズにする。セルフバゲージドロップ導入なども検討する。保安検査場を拡張、待ち時間を短縮する。搭乗口まではムービングサイドウォークを設置する。

小型機対応フィンガーを新設して、三菱航空機のリージョナルジェット「MRJ」などの小型機にも搭乗橋でスムーズに乗降可能にする。

到着動線では、到着口は中央2階に集約し、新しいペデストリアンデッキにより、各交通機関にダイレクトに接続、次の目的地に向けてスピーディな出発が可能になる。到着ロビーでは、IT・デジタルサイネージにより交通情報を提供し、顧客の各交通機関の選択を的確にサポートする。

到着口の集約に合わせ、新しい到着ロビーを開設する。到着口を見下ろせるロビースペース、カードラウンジ、ビジネスサポートセンターも備えた空間を新設する。ゲートラウンジは全面リニューアルし、段差の解消や点字・多言語の案内標識の整備を実施する。全館Wi-Fiの導入で、ターミナル内のどこでもインターネット利用を可能にする。

《レスポンス編集部》

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