時価上位30社の純利益、4-6月は前年比5.7%減少

エマージング・マーケット 東南アジア

上場企業のうち時価上位30社の第2四半期決算が出そろったが前期比、前年同期比共に純利益が減少する結果となった。ザ・サンが報じた。

上位30社の4-6月期の決算報告によると、純利益は148億4000万リンギで、前期比で12.4%減少、前年同期比では5.7%の減少となった。

政府系MIDFリサーチのサイド・モハメド・キフニ氏によると、IOIコーポレーションの不動産事業が今年第1四半期に切り離し、上場されおよそ18億3000万リンギが調達されたことにより基底効果が高まったことが前年比での純利益減少幅が広がったことに影響したという。ペトロナス・ガスの繰延税金資産が5億9160万リンギとなったこと、サイム・ダービーのヘルスケア部門の切り離し(3億4000万リンギ)、テナガ・ナショナル(TNB)の2013年第2四半期の外貨換算が3億2470万リンギとなったことなども影響した。

こうした特別利益を除外した、第2四半期の時価上位30社の純利益は前期比1.8%の減少、前年同期比では2.5%の増加となった。セクター別では建設や半導体、ヘルスケアセクターの利益が前年同期比で増加した。一方、通信や輸送、自動車セクターの純利益は前年同期比でマイナスとなった。

MIDFリサーチは、ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)の代表的株価指数FBM・KLCIは今年、1840-1980ポイントとなると予想している。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  6. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  7. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  8. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  9. ロイター「日本にとって警鐘」…BYDが新型軽EV『ラッコ』をジャパンモビリティショー2025で公開
  10. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る