【ギフトショー14】部品メーカーが作ったバネ、クリップとして美術館の売店で人気

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
松村鋼機の「ウエイブクリップ」
松村鋼機の「ウエイブクリップ」 全 1 枚 拡大写真

ビジネスは思わぬところから広がるものだ。こう実感しているのが神奈川県綾瀬市に本社を構える松村鋼機。同社は主にバネを製造している会社で、その半分以上を自動車向けに供給している。

「ある工業用の見本市に平たい形をしたスクロウエイブスプリングを展示したら、美大の学生がやってきて『バネのフォルムがすごくきれいですね』と言ってくれたんです。それで、機械の中に入っていて日の目を見ないバネもうまく展開していけば、新たな活路が開けるのではないかと考えたんです」と同社関係者は説明する。

そこで、そのバネを少し改良し、「ウエイブクリップ」として大手雑貨店や美術館の売店でテスト販売を行った。すると、美術館を訪れた人が絵はがきなどをはさんでおくのに便利と大きな反響を得た。もちろん販売数量も予想以上で同社関係者も驚くほど。

その結果、お客の反応がダイレクトに感じることができて面白いと社員の様子も変わり、アイデアが次から次へと出て、商品数が4種類まで増えたそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る