【VW ポロ 試乗】新しくなったエンジンも軽快さを維持…諸星陽一

試乗記 輸入車
【VW ポロ 試乗】新しくなったエンジンも軽快さを維持…諸星陽一
【VW ポロ 試乗】新しくなったエンジンも軽快さを維持…諸星陽一 全 6 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンの『ポロ』がビッグマイナーチェンジを受け、エンジンを変更、安全装備を充実した。

新しいポロには後方排気方式の1.2リットルエンジンが搭載された。このエンジン搭載に伴って、アイドリングストップも採用し燃費を向上。ミリ波レーダーによるプリクラッシュセーフティも標準装着となった。グレードは2種で、上級となるアップグレードパッケージにはACC(アダプティブ・クルーズコントロール=追従機能付きクルーズコントロール)なども装備される。

新たに採用された後方排気方式の1.2リットルエンジンは90馬力のスペックを持ち、必要にして十分なパワーを誇る。組み合わされるミッションはもちろん7速のDSG。加速感は軽快で、ミッションのつながりもいい。ストレスなく加減速ができるDSGはロボATよりも数倍、いや数十倍、数百倍は気持ちいい。

ハンドリングも洗練されている。じつは今回のポロは、空気圧の指定がおもしろい。2名乗車の場合は、通常の空気圧とコンフォート用の空気圧が指定されているのだ。基本の試乗は通常空気圧で行った。この状態だとハンドリングは切れ味のいいシャープなもの。ステアリングを切った瞬間からクルマがグングン曲がっていく。

コンフォート向きの空気圧にして乗ると、ステアリングの手応えが少し粘っこく感じるようになる。ハンドリングに関しても遅れが出る。しかしながら、通常空気圧のときに感じた段差での突き上げは取り除かれている。長距離を移動する際は空気圧をコンフォート指定するというのもひとつの手だろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る