日産 松元副社長、海外工場支援にも「国内100万台は必要」

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追浜工場のグローバルトレーニングセンター
追浜工場のグローバルトレーニングセンター 全 2 枚 拡大写真

日産自動車の生産部門を担当する松元史明副社長は9月8日、同社追浜工場で記者会見し、国内生産の年100万台維持に「変更はないし、こだわっていきたい」と、改めて表明した。

日産は同日、追浜工場を報道関係者に公開、グローバルな「マザープラント」として同工場が2005年から担う海外向けの人材育成や量産化支援の取り組みも説明した。松元副社長は、追浜工場のそうした役割を維持し、「新たな工法開発などにもチャレンジしていくには100万台の規模が必要だ」と強調した。

日産の13年度のグローバル生産は過去最高の508万台(前年度比6%増)だったが、8割が海外生産となっており、国内は100万台(6%減)だった。さらに、今年度は、内外での新型車投入の関係もあって、若干100万台を割り込む見込みとなっている。

しかし、松元副社長は「日産の存在意義としても(100万台ラインは)必要」と指摘。そのうえで「国内販売も頑張り、中期的には130万台や140万台を目指す展開もある」とし、100万台は最低維持ラインとの認識も示した。

《池原照雄》

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