高速道路の逆走事案、最多は高松道・坂出IC…約7割は65歳以上の高齢者

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逆走発生箇所
逆走発生箇所 全 2 枚 拡大写真

NEXCO 3社とJB本四高速、首都高速、阪神高速は9月10日、高速道路における逆走の発生状況と今後の対策について発表した。

高速道路各社は、重大事故につながる高速道路での逆走に対し、各種防止対策を講じてきたが、依然として逆走が多く発生。警察庁にも協力を仰ぎ、最近3年間の逆走事案を詳細に分析し、その発生状況や箇所、特徴などを取りまとめた。

2011年から2013年における逆走事案541件を分析したところ、約半数はインターチェンジ(IC)・ジャンクション(JCT)で逆走を開始。65歳以上の高齢者によるものが約7割を占めるほか、認知症の疑いや飲酒などの運転者によるものが約4割となっている。また、昼夜別では、夜間に約4割が発生していることがわかった。

541件の逆走事案のうち、逆走発生場所・区間が特定できた414件は363か所で発生しており、そのうち、IC・JCT、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)は278か所で発生。278か所のうち、複数回発生しているのは33か所だった。

逆走件数が最も多かったのは高松道・坂出ICで5件、次いでともに4件発生した長崎道の諫早ICと多久ICとなっている。

高速道路各社では、調査結果をもとに、2014年度から、逆走が複数回発生している全国の33か所で、大型矢印標示などの視覚的な逆走抑制策、Uターン防止ラバーポールなどの物理的な逆走防止策を統一的に実施。2015年度以降はこれらの対策の効果を検証し、内容を改良しつつ、他の箇所にも適用していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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