【パリモーターショー14】燃費50km/リットルへ…プジョー 208 HVコンセプトが進化

自動車 ニューモデル 新型車
プジョー 208 ハイブリッド エア2L
プジョー 208 ハイブリッド エア2L 全 2 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、プジョーは9月8日、『208 ハイブリッド エア2L』の概要を明らかにした。実車は10月、フランスで開催されるパリモーターショー14で初公開される。

プジョーは2013年秋、フランクフルトモーターショー13に『208ハイブリッド FE』を出品。プジョーの主力コンパクトカー、『208』をベースに優れた燃費を実現したハイブリッド車を提案した。

今回発表された208 ハイブリッド エア2L は、208ハイブリッド FEの進化版。PSAプジョーシトロエンとボッシュが共同開発した新世代ハイブリッド技術、「ハイブリッド エア」を採用。その名の通り、空気(圧縮空気)を使ったハイブリッドシステムという点が特徴。また、車両重量は、市販車の208の960kgから860kgへ、100kg軽量化。これは、カーボンファイバーやアルミ素材の採用による。

ハイブリッド エアのシステムは、1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジン(最大出力82ps)、ギアボックス、モーター、圧縮空気タンクなどで構成。従来のハイブリッドは、二次電池としてニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使用してきた。ハイブリッド エアでは二次電池を使わず、圧縮空気がバッテリーの役割を果たす。

走行モードは3種類。ガソリンエンジンで駆動する「ガソリンモード」、ガソリンエンジンとモーターで駆動する「複合モード」、モーターだけで駆動する「エア(ゼロエミッション)モード」の3種類の走行モードを備える。エアモードでは、圧縮空気によって、モーターを駆動する。

環境性能に優れるのも、ハイブリッド エアの特徴。208 ハイブリッド エア2Lの欧州複合モード燃費は50km/リットル。車名の「2L」が意味するように、100km走行して、わずか2リットルの燃料しか消費しない燃費の良さを誇る。プジョーはフランス政府が目標にする2020年までに、燃費2リットル車の実用化を目指す。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  4. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  5. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  6. これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
  7. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  8. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る