【トヨタ i-ROAD グルノーブル実証実験】他システム連携で得られる知見とノウハウ

自動車 ニューモデル モビリティ
シテ・リブ by Ha:mo
シテ・リブ by Ha:mo 全 12 枚 拡大写真

トヨタがフランス・グルノーブルで10月より本格スタートする超小型EVシェアリング実証実験「シテ・リブ by Ha:mo」。『COM』および『i-ROAD』をそれぞれ35台、計70台を運用して、モーダルシフト(輸送手段転換)を支援し、都市内の交通円滑化を目指すものだ。

このシテ・リブ by Ha:moは専用の同名アプリを通じて利用する。アプリを立ち上げると、地図上にステーションがプロットされた画面が表示される。それぞれのステーションをタップすれば、現在駐車しているステーション内の駐車枠の数、およびそこに停まっているCOMSおよびi-ROADの数が表示される。さらに車両アイコンをタップすればそれぞれの車両の充電状況が把握でき、使用の画面に遷移する。

視察に訪れたトヨタ自動車の友山茂樹常務役員によれば、「これらのユーザーインタフェースは豊田市でおこなった実証実験で開発した「Ha:mo」のアプリがベースになっている。ただし、現地でシェアリング事業を営むシテ・リブ(Cite lib)の顧客情報、フランス電力公社(EDF)子会社であるSodetrelから充電インフラからの情報との連携に加えて、グルノーブルにおいて車・充電ステーション・経路検索システムを提供する『ステーション・モバイル』とも連携している点が今回の大きな特徴だ」と説明する。

IT・ITS企画部スマートコミュニティ室長の原年幸氏は、「豊田市での場合はシステムもサービスも当社で開発したが、今回はグルノーブルにすでにあるサービスやシステムと連携させていかねばならなかった。統合的にテストすることも必要だし、課題を解決するにもディスカッションしなければならない。こうした壁を乗り越えてサービスをローンチできたことは、欧州での新モビリティを活用したビジネスノウハウを得るためにも貴重な経験が得られたと思う」と語った。

《北島友和》

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