【自動認識総合展14】デンソーウェーブの新QRコード、イラストや写真もバッチリ

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デンソーウェーブが開発した「フレームQRコード」
デンソーウェーブが開発した「フレームQRコード」 全 2 枚 拡大写真

デンソーウェーブは東京ビッグサイトで開催された「第16回自動認識総合展」(9月10日~12日)で、従来のQRコードを進化させた新しい2次元コードを紹介した。「フレームQR」がそれで、9日に発表したばかりのものだ。

その特徴は、コード中央部にスペースがあり、イラストや写真などを自由に配置できること。しかも、カラー。そのため、デザイン性を損なわずにQRコードがつくれるのだ。従来は四角形の全体をモザイク模様にする必要があり、顔写真や企業ロゴを印刷しても見づらかった。

「QRコードは1994年の登場以来、今年で20周年になります。それを機に今まで使ってもらえなかったところにも使ったもらおうと、これまでの技術を活かし、QRコードのさらなる発展形として開発しました。宣伝のツールとして、チラシなどにどんどん使っていただきたいと考えています」と同社関係者は話す。

会場では、新QRコードの作成が体験でき、タブレット端末で撮った写真がそのままQRコードの中央に印刷された。かかった時間も数分で、まさしくプリクラ感覚でオリジナルのQRコードが完成した。

また、同社は同時に「Qプラットフォーム」と呼ばれるクラウドを利用してシステムを開発。例えば、飲食店が発行したQRコードのクーポン券などを顧客が店頭で読み取り機にかざして利用した際、会員情報などがサーバーに送信され、蓄積されるもので、店側は顧客動向を把握でき、商品開発やサービスの向上につなげられるという。

一般ユーザー向けのフレームQR読み取りアプリは近日中、事業者向けのQプラットフォームは10月に提供する予定とのことで、QRコードは20年目の今年、新たな時代に入った。

《山田清志》

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