バイク用タイヤのような「ブリヂストン ologic」を装着した BMW i3 に体験試乗

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ブリヂストンologic体験会
ブリヂストンologic体験会 全 12 枚 拡大写真

BMWのEVである『i3』はブリヂストンが開発した超低燃費タイヤ「ologic」を採用している。このタイヤは大径・高内圧・狭幅を特徴としている。

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大径で幅が狭いタイヤは確かに燃費(i3の場合は「電費」)はよさそうだ。しかし、i3に装着されたタイヤを見るとなんとも頼りない感じも受ける。19インチとはいえ175というサイズはやはり燃費性能重視なのだろうか。

そんな疑問に答えるためブリヂストンは、同社のテストコースである栃木県の「プルービンググラウンド」で、BMW i3と、開発中のologicを特別に装着した『リーフ』の体験試乗会を開催した。リーフはノーマルタイヤとologicの比較試乗ができるプログラムになっていた。

i3の試乗はパイロンコースでスラローム、直角コーナー、S字などのコースを2周して試す。スタートはEV特有のトルクを生かしてストレスない発進を見せてくれた。スラロームの追従も悪くない。設定速度が40km/hから50km/hとあまり高くないためもあるが、2周目に少し高めの速度で侵入してもスリップする感覚はない。むしろスリップを見越してステアリングを切りすぎてしまうくらいだった。

S字コーナーもステアリングの切り足しや修正は必要なく、軽いアクセルオンで抜けることができた。事前の説明では、幅は狭くしてあるが大径タイヤのためコーナリング時の接地面積などは一般的なタイヤと同じくらい確保されるそうだ。もちろん、ブロックパターン、コンパウンド、カーカスなどシミュレーションやテストを重ねて最適化しているというのもあるが、とても175/60-19というタイヤと思えない。

ologicは本来、高内圧も特徴のひとつなのだが、i3での純正採用では、前270kPa、後ろ220kPaとそれほど高くしていない。ologicは300kPa以上350kPaあたりまで上げてその性能を発揮するというが、現状では騒音、乗り心地などを総合的に考え、まず狭幅による空気抵抗の低減を優先させたためだ。

i3では、175/60-19という特殊なサイズのタイヤが純正となるため、現状では市販のタイヤへの交換が難しい。ブリヂストンでは、i3用にオールシーズンタイヤ、スタッドレスタイヤのologicもラインナップしているそうだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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