【日産 フェアレディZ 試乗】Version ST、歴代最高の乗り心地…島崎七生人

試乗記 国産車
日産・フェアレディZ Version ST
日産・フェアレディZ Version ST 全 7 枚 拡大写真

オトナな雰囲気のロードスターは2014年9月受注分で生産中止と発表済み。何とも残念だ。一方でクーペは基準車、NISMOが続いており、先ごろマイナーチェンジが入った。

【画像全7枚】

試乗車は最新の「バージョンST」の6速MT車。ボディ色は特別塗装色の“プレミアムサンフレアオレンジ”で、ヘリテージ色だからという訳でもないけれど、昔ながらのZらしい味わいがホンノリと感じられた…とご報告しておこう。こういう心情に訴求する商品企画はアリだと思う。

そして走らせてみて、驚いた。乗り心地が劇的に“優しく”なっていたからだ。試乗車を借り受け、街中へ。すると駐車場の出口の段差や、高架橋の繋ぎ目など、ほとんどショックが来ない。さらに走行中の微震動、入力もダンパーが完全に封じ込め、クールな乗り味を保つ。下手なスポーツセダン以上の快適ですらある乗り味になっているのである! もちろん高速走行時の安定感は保たれている。歴代Z中最高の乗り心地のよさ…そう断言できる。

ステアリングフィールも適度なクイックさはそのままに、より操舵感がなめらかに。ドライバーの意思どおりの挙動、身のこなしはこれまでどおりだ。

そしてシフトダウンでフォン! とエンジン回転を自動で合わせる“シンクロレブコントロール”も効くパワーユニットは、これぞスポーツカーといったパフォーマンス。3.7リットル、355ps/38.1kgf・mの余裕のあるスペックは大排気量ならではだ。意思を込めてアクセルを踏み込めば、粒立ちのいいエンジン音を立てて、クルマを前へと走らせる。クーペの室内では、その音量、振動の伝わりかたが以前より抑えられている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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