国内二輪車4社、2020年国内販売100万台に向けた取り組みを説明

モーターサイクル 企業動向
二輪4社合同記者会見
二輪4社合同記者会見 全 8 枚 拡大写真

ホンダやヤマハ発動機など国内二輪車メーカー4社は9月17日、都内で会見を開き、2020年の国内販売100万台実現に向けた各社の取り組みを説明した。

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川崎重工業の浅野剛執行役員は「我々カワサキは100万台に、数的に貢献できる要素は他社に比べると限界がある」としながらも、「とくに新規のユーザー層を取り込むことで力を発揮したい。2008年、2013年出した『Ninja 250』は若者の皆さんに圧倒的な支持を頂いており、こうした新しいモデルを国内市場に投入することによって若者の拡大に大いに貢献したい」と説明。

さらに「ややもすると“男カワサキ”といわれるが、女性層を取り込むカワサキとしての先兵といった形で『エストレア』といった車などを出しながら、新たなユーザー層を取り込んでいきたい。こうしたハード面だけでなく、“ことつくり”や“もてなし”を合言葉にソフト面でも若者のユーザーをひとつのコミュニティにして、末永くバイクライフを楽しんで頂く取り組みをしていきたい」と述べた。

ホンダの青山真二取締役執行役員は「国内市場の再活性化については、最重要課題のひとつという形で取り組んでいきたいと考えている。そうした中で、今年前半に数多くのニューモデルを投入してきた。『NM4』もそのうちのひとつで、極めて近未来的なルックスのスタイリング、独特の走行感覚あるいは新しい技術を織り交ぜて、今まであまり関心を持ってくれてなかった方々に二輪車に目を向けてもらいたい。こうしたファンバイクをどんどん広げていきたい」と語った。

また「一方で50ccにおいても今年、10数年ぶりにフルニューの新規機種を投入して将来的にファンバイクにつながっていくような50ccも含めて日本市場に積極的に力を注いでいきたい」とも話していた。

ヤマハ発動機の三輪邦彦上席執行役員は「数年前の調査でモーターサイクルに関心があるかどうかを聞いてみたところ、だいたい2割くらいしか関心がなくて、残り8割はまったく頭の中に入っていないという結果がある。やはり残り8割にどう広げていくかということが非常に大事だと思う」と指摘。

その上で「例えば若い学生の人たちが何を思っているのかというのを色々聞きながら、そういう方たちにどういう提案ができるのかを考えながら、販路が今まで通りのバイク屋で良いのかということも含めて今、販売会社を中心に物を売るだけではなくて、事をどう広げていくかということを一所懸命やっている。それをやっていくことで、特徴的な商品を出しながら感心を持って頂き、興味を持って頂くことで事が広がるのではないかと考えている」と述べた。

スズキの望月英二取締役専務役員は『GSR』という具体的な商品を引き合いに出して「750cc、400cc、そして250ccとシリーズ化している。このうち250ccはエントリーユーザーからリターンライダーまで幅広く乗って頂けるということで開発した。いつかはナナハンにという夢を持ってもらい、まずはここから乗って頂こうということでシリーズ展開している」と説明。

さらに「GSR250には3つのバリエーションがあり、ひとつはネイキッドでどちらかというと10代あるいは20代前半のエントリーユーザー向け、2つめがセミカウルで通勤や日帰りツーリングなどで使われる、いわゆるリターンライダーをターゲットにしたモデル。3つめは高速道路含めたツーリングを楽しむ20~30代のライダー向けに企画したもの。垂直方向のシリーズ、さらに水平方向にバリエーション化することで、できるだけ多くのお客様に提供し、国内の二輪市場を活性化するひとつの武器にしていきたい」と語った。

日本自動車工業会は5月16日、日本二輪車普及安全協会など二輪車関連団体、それに地方自治体と共同で、二輪車産業の成長戦略として「二輪車産業政策ロードマップ」を取りまとめ、公表した。その中で2020年に世界のバイクの2台に1台を日本ブランド車に、国内市場では100万台の新車販売を目標に掲げている。2013年時点の日本ブランド車の世界シェアは43%、また日本での販売台数は46万台となっている。

《小松哲也》

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