【EVEX14】電動スクーターへのバッテリーレンタルシステムを提案…レスク

エコカー EV
左が2輪スクーターのスカルピーナ、右が3輪タイプのエコキャリー。右端にあるのが充電ロッカーだ
左が2輪スクーターのスカルピーナ、右が3輪タイプのエコキャリー。右端にあるのが充電ロッカーだ 全 4 枚 拡大写真

EVEX14のレスクのブースでは、電動スクーターとロッカータイプの急速充電器が展示されていた。

2輪のスクーター、スカルピーナは弧型のアルミチューブを使ったフレームを使い、インホイールモーターでステップの下にバッテリーを搭載している。3輪のエコキャリーも基本的なフレーム構造は共用しているがルーフを備えており、リアのトランクもより大型だ。こちらもインホイールモーターで左右独立式になっているのでスイングするし、モーター2基なので結構強力で軽快に走るようだ。

ユニークなのはバッテリーのレンタルシステムを提案していることだ。充電ロッカーには充電済みのバッテリーが収納されており、利用者は登録してスマホの専用アプリから充電済みのバッテリーがあるロッカーに行くことで、バッテリーを交換することにより充電の待ち時間ナシに走行を続けることができる。さらに現在の充電量から走行可能な範囲と充電ロッカーの位置を知らせるマップを表示することで、電欠を防止することも考慮されている。

同社は、この充電ロッカーを自社でネットワークを構築するのではなく、特定のコミュニティでバッテリーを共用するインフラとして提案している。「e-プラットフォーム」と名付けられたこのバッテリーインフラは、ガソリンスタンドやバイク店など自動車関連の店舗だけでなく、コンビニなどで集客効果も狙えることから、様々な業種に参入のメリットがありそうだ。

同社によれば、2015年よりサービスを開始する予定とのこと。利用者にとっても高価なバッテリーを買い替える負担が軽減されるなど、メリットは多い。電動スクーター普及にはこうしたユニークなアイデアが必要だと思わせてくれた。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る